トチギジョブコラム「健康診断の効果」
3月といえば、卒業や別れの季節。今春、高校、大学等を卒業して社会人になる方や、転勤で新たに栃木県にやって来る方も多いかと思います。そういえば、私自身も今から10年前のサラリーマンだった頃、上司に呼ばれ4月から宇都宮に行ってくれといわれたのを懐かしく思いだしました。
3月の卒業・異動シーズンを経て、4月に定期採用・人員の配置転換を行う企業は多いと思いますが、これに合わせて入社時の健康診断や毎年1回の定期健康診断を行う会社も多いかと思います。
中小零細企業の場合、毎年増加する社会保険料の負担だけでも馬鹿にならない状況のなかで、正直、健康診断にまでなかなか手が回らないよという思いの会社も多いのではないでしょうか。
現代社会は一昔前と違い、膨大な情報が溢れるとともに、社会の仕組みそのものも複雑化・細分化されています。その副産物というわけではないのでしょうが、うつ病のような以前ではあまり見受けられなかった病気も増えつつあるようです。
入社後間もない人、長年勤務している人を問わず、これらの人が在職中に重度の健康障害を訴えた場合、健康診断をキチンと行っていないと本人の持病なのか、業務が原因(過重労働等)で新たに発症したものなのかがハッキリせず、労務管理上トラブルの原因となるケースもあります。
採用する側としては健康上何の問題もなく、バリバリ働いてくれる人を採用したいでしょうし、採用される側としては健康上の配慮をキチンとしてくれる職場の方が、安心して全力で仕事に取り組めると思います。
会社組織を構成する個々の人間が健康でなければ、長期的には組織全体が不健康となり、結果として、企業の永続的な成長発展上の障害となる可能性も否定できません。
今年の4月からは特定健康診査、通称メタボ健診も新たに始まります。たかが健康診断と軽くあしらうのではなく、健康で活気ある職場作りのための縁の下の力持ちとして、コラムをご覧の皆さんもそれぞれの立場から改めて健康診断という制度を見直してみては如何でしょうか。
“トチギジョブ”2008年3月掲載分